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瀧と三葉の幸せを祈るブログ

耳に雪崩れ込むアルペジオサウンド the cabs

最近はあまりバンドの紹介記事を書いていなかったことに気づいたものの

自分が書けるバンドって今何があるんだろうと少し疑問に思いました。

 

バンプは20周年だし、アジカンも再録で盛り上がってるし

あえてその辺でもいいかなとも思ったけど、みんな知ってるだろうし。

 

ということで、通勤時間によく聞いているバンドを取り上げます。

 

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the cabs(2013解散)

残響レコードに所属。

変拍子を基本とし目まぐるしく変わる展開、雪崩のようなギターのアルペジオサウンド

首藤義勝の独特なハイトーンボイス、高橋國光のシャウト、中村一太のテクニカルなドラミング(アヒトイナザワを彷彿とさせる)

どれをとっても、今のバンドでは中々代わりが見つからないと思う。

通算で彼らがリリースしたCDはわずかに3枚(demo抜き)であったが、濃密な作品ばかりが揃っている。

作品ごとにPVが用意されているので、順番に追っていきたい。

 

一番はじめの出来事

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彼らが最初にリリースした5曲入りミニアルバム。

既にこの時点でバンド「the cabs」としての方向性は完成している。

 

基本的に作詞は高橋、作曲は高橋と首藤が行っており、

特徴的なのは高橋國光が書く独特な世界観の歌詞ではないだろうか。

 

cabsの楽曲の中では「君」というワードがよく登場し、

PVにも女性がよく登場していることから、男性視点からの

女性に対する様々な想いが書き綴られている。

 

リードトラックの二月の兵隊だが、ギタリストだからか、

やはりそのメロディアスかつ、複雑なアルペジオにどうしても耳が傾いてしまう。

 

the cabsにおける高橋國光のギタープレイは基本的にアルペジオが中心だ。

明らかにレギュラーチューニングではないと思うのだが・・・。

たまに転がっているtab譜(スコア)を見ると白目を剥いてしまう。

 

難しいのはギターだけではなく、BaもDrも難しい。

ベースボーカルだけど、そこそこエグいフレーズを弾いていたり

手数が多すぎてもうよくわかんなくなっちゃってるドラムとか。

間違いなく気軽にコピバンが組めないレベルに到達している。

 

回帰する呼吸

二枚目となる6曲入りミニアルバム

前作から更に進化した演奏やサウンド。とても同年リリースされた作品とは思えない。

 

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2分にも満たない短い曲だが、初手から「うわっめんどくせぇ!」って感じのドラムか

ら入り、相変わらず何弾いてんのかよくわかんないアルペジオ

the cabsというバンドがどういうバンドなのか説明するのにてっとり早い一曲である。

 

ちなみにPVは全て高橋國光が監督している。

手作り感あふれる実験的な作品にも思えるが、それがまたcabsの雰囲気に合っている。

 

特筆したい一曲は5曲目のskórだ。

これほどに高橋國光のギタープレイが光っている曲はない。

開放弦含めたアルペジオとハンマリング(弦を指で叩いて音を出す)をこれでもかというぐらいに使いまくる。

一生かかってもコピーできる気が全くしない・・・。

 

再生の風景 そして解散

ファン待望の1stフルアルバム。といっても全10曲なので少ない方か。

ツアーも決まり、さぁこれからだ!という時に事件は起こってしまう。

高橋國光が消息を絶ってしまったのだ。

 

彼自身、とても繊細な人間であることは間違いなく、いろいろなことに耐えられなくなってしまったのかもしれない。

実際に、2013年2月27日に行われるはずだった渋谷O-nestでのライブはキャンセルとなり、その時点で高橋國光とは連絡が取れたのだが、メンバー間の話し合いで、これ以上の活動は困難ということで解散に至った。

 

ファンも突然の出来事に、悲しみよりも驚きのほうが大きかったと思う。(正直ビックリした。)

だが、時が経つたびに、彼らの作品を聴いているたびに、解散という現実が段々とわかってきて、辛くなる。

 

the cabs在籍時から、首藤はKEYTALKで活動をしていた。

個人的に、KEYTALKがデカくなると思っていたので

両立が厳しくなってcabs辞めるかもなぁって思ってたけど、

この幕切れは予想できなかった。

 

しかし現在は全員がそれぞれ音楽活動を続けているので、安心している。

特に高橋國光は、ハイスイノナサの鎌野愛(先日脱退の発表がありましたが)とタッグを組んで、東京喰種√AのOPを手掛けたり、SoundCloudに時々音源を上げたりと、ちょっとづつだけれど大丈夫なのかなと。とても嬉しい。

 

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個人的に、the cabsで一番好きな曲である。

歌詞・メロディが美しい。ハッキリ言ってこれはもう芸術作品だ。

 

前述した二曲よりはシンプルな曲構成になってはいるものの、

cabsらしさは失われていないし、むしろ聴きやすいのではないだろうか。

特にサビの展開は鳥肌モノである。こんなにも綺麗な情景が浮かんでくる楽曲を作れる人間がいるのかと。本当にそう思ってしまう。

 

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ライブでも彼らのプレイはいかんなく発揮されている。

 

つい先日、高橋國光Twitterで三年ぶりにギターを触ったと発言があったが、

彼のギタープレイをまた見たい。とにかく見たい。聴きたい。

是非いろいろな人に聴いてもらいたいバンドなのは間違いなく。

やはり解散がとても惜しいバンドである。

 

最後に、高橋國光関連のリンクを。

 

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